Signal Validation Log

検証するのは市場ではなく、自社の指標。

反証可能な仮説を事前登録し、検証日が来たら結果を成否にかかわらず公開します。外れた仮説を削除した時点で、このログの価値は全て失われます。

登録形式:事前登録 対象集合:登録時点で凍結 結果:成否にかかわらず公開

01なぜ反証可能でなければならないか

購入前に精度を検証できない情報の市場では、正確なデータが誇大な期待に負けます。ここから抜ける唯一の手段は、間違いうるシグナルを持ち、その的中率を公開することです。検証可能とは、間違いうるということです。

形式判定
「このカテゴリは伸びる」 市場についての予測。推奨に接近する
「当時こう観測した → その後こうなった」 反証不可能。信用を生まない
「Gap ≥ +20 かつ Confidence ≥ 80 の群は、6ヶ月後の中央値価格変動が全体中央値を上回る」 指標の妥当性についての反証可能な主張。かつ何も勧めていない

天気予報と同じ構造です。予報は反証可能な予測であり、的中率の公開が信頼の源泉になりますが、「ピクニックをやめろ」とは言っていません。

02事前登録の形式

事前登録日   : 2026-11-01
仮説ID       : SV-001
主張         : gap_index ≥ +20 かつ confidence ≥ 80 のカテゴリ群は、
               6ヶ月後の price_median 変動率において、
               全観測カテゴリの中央値を上回る
対象集合     : 登録時点で条件を満たした 37 カテゴリ(ID列挙・凍結)
対象集合hash : sha256:7a3f...
検証日       : 2027-05-01
指標バージョン: index_v0.3 / confidence_model_v0.1 / ontology_v0.2
  • 対象集合を登録時点で凍結します。後から都合よく選び直せる状態では検証になりません
  • 対象集合のハッシュを日次チェーンに載せます。「後から仮説や対象を差し替えていない」ことが第三者に検証可能になります
  • 指標・Confidence・オントロジーの各バージョンを併記します。バージョンが変われば別の仮説として扱います
  • 結果は成否にかかわらず公開します。

時系列を持たない主体には、そもそも事前登録ができません。遡及的な捏造は、外部アンカリングされたチェーンにより検出可能です。検証結果は Confidence 較正の入力になります。

03ログ

SV-001記載例登録 → 検証

gap_index ≥ +20 かつ confidence ≥ 80 のカテゴリ群は、6ヶ月後の price_median 変動率において、全観測カテゴリの中央値を上回る。

対象集合登録時点で条件を満たした 37 カテゴリ(ID列挙・凍結)
対象集合 hashsha256:7a3f…(登録時に日次チェーンへ記録)
指標バージョンindex_v0.3 / confidence_model_v0.1 / ontology_v0.2
チェーン記録日2026-11-01
記載例です。実際の仮説は観測開始から90日分の生データを確認したうえで登録します。

最初の仮説は、観測開始から90日分の生データを確認し、指標の初版を確定したうえで登録します。登録前の期間も、日次チェーンは初日から記録されています。

04較正曲線

四半期ごとに、Confidence 帯別の実測的中率を公開します。Confidence が的中率と単調に相関していない場合、Confidence モデルが壊れています。この検証を公開すること自体が、指標の品質に対する主張の裏付けになります。

初回の検証サイクル(最初の仮説の検証日)以降に公開します。
それまでは Confidence の重みは仮置きであり、正しさを主張しません。